
今月のお店 2009年7月16日
オーグー ドゥ ジュール岡部 一己
おかべかずみ●1970年生まれ、京都府出身。調理師専門学校を卒業後、銀座の老舗フランス料理店「マキシム・ド・パリ」に入社。以降「レストラン・ペリニィヨン」、「ドン ピエール」でのサービス担当を経て、2000年「ル・ブルギニオン」支配人に就任。シェフ菊地美升氏とともに同店を超人気店へと押し上げる。2002年に独立し、レストラン「オーグー ドゥ ジュール」を開店するとともに、代表およびトップギャルソンとして5店舗の経営に携わっている。調理からサービスへと傾いた氏の興味
佐野 調理師の免許をお取りになって以来、じつは厨房に立ったことがないと伺いましたが。
岡部 そうなんですよ(笑)。もちろん料理への興味は幼い頃からあったんですが、今にして思うと、じつは調理に興味があったワケではなく、僕が作ったものに対する人の反応に興味があったのかもしれません。そんな思いは学生時代により明確なものになりました。というのも、調理の技術は卒業後に直接現場で身につけることが大半だと思うのですが、サービスに関しては授業も少ないですし、ある程度身につけておかないとツブシが利かないと思うようになったんです。それからは完全にサービス漬けでしたね(笑)。
佐野
以来、現場ではずっとギャルソンとして活躍されているワケですが、学生時代に深めた料理への造形は、サービス職でもある種の強みになっているんじゃないですか?
岡部
お客さまに対してはそうかもしれませんね。ただ、僕が料理自体に何か意見するのは筋違いであると個人的には考えています。
(以下つづきます)
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